maxon Story
自律型探査機を構築するには


コンピュータビジョン。探査機。人間。非日常的な組み合わせ。
探査機「Endurance (エンデュランス)」 のプロジェクトは、これらすべてのトピックの融合を目指しています。このプロジェクトでは、独自に自律的に人と協働し、連携できる探査機の構築に取り組んでいます。そのため、コンピュータビジョンだけでなく、ディープラーニングも含めた諸々のトピックにまつわる多くの新しいコンセプトを実装した試験と、将来の使用に関する評価が行われています。
人間との安全なインタラクションを確保するには、カメラと特殊なソフトウェアが使用されます。これは主要な目標のひとつではありますが、他方では、従来の探査機で使用されているさまざまなセキュリティシステムも忘れてはいけません。これらのセキュリティシステムには、衝突検出機 (距離センサ)、エラー送信機 (ワイヤレス)、およびバッテリー容量が低くなった場合にエネルギーを低減する機能 (太陽電池) といった機能を果たすものが含まれています。
探査機の自律制御システムは、プロジェクト全体を通じて、常に開発が進められています。この開発を通じて、ジェスチャーと対象物の検出により、これに探査機が適切に反応するようにすることが最終的な目標です。こうしたシステムのソフトウェアは、さらに開発を進めることで、より多くの用途における使用が可能となります。
Raspberry Pi 3 は、Endurance の心臓部/マイクロコントローラです。このマイクロコントローラは、コンピュータ処理能力と消費電力の優れたバランスを発揮する能力を期待して選択されています。
Endurance は、探査機としては非常にユニークな存在であり、概念実証の側面を持っています。このため、開発段階における使用事例と使用領域は一致しない可能性もあります。探査機/システムも非常に可変的であり、変更や改善を容易に行うことができます。
エンデュランスのように複雑な探査機では、異なるハードウェア (モータやモータコントローラなど) はシームレスに統合される必要があり、正確で信頼性の高い制御を確保することができる、耐久性に優れた精密なモータが必要です。そんななか、そのようなモータに関する豊富な経験と生産実績を持つ maxon の DC モータは、唯一の選択肢だといえます。
maxon 製品は、高い精度とトルクが必要となるあらゆる場所に使用されています。そのような場所しては、タイヤドライブユニット、さらにカメラとセンサが配置される「カメラタワー」ですが挙げられます。
maxon のヤングエンジニアリングプログラム (YEP) は、電気ドライブシステムを用いた革新的なプロジェクトを支援しています。あなたのビジョンを maxon と共有し、共に実現しましょう。今すぐヤングエンジニアリングプログラムにお申込みください。Image Copyrights
Peter Wegmann